PR

CRAZY CHA!N -エルピスの鎖- 感想

このページは『CRAZY CHA!N -エルピスの鎖-』の感想ページです。

ネタバレなしレビュー

舞台はジャンヌ・ダルクが歴史に登場した時代から千年経った世界。
五柱の神による神秘の術が普及し国名が変わっても戦争は継続しており、千年間で聖女が何人も存在している。
聖女は五柱それぞれに対となって存在することが知られており、主人公はエクスラトルという国を守護する神が選んだ17代目の聖女。
望まぬことを強いられるかもしれない聖女の立場を主人公は辞めたいと感じており、そのために恋と救国というふたつの方法を同時進行で模索することにする、というストーリー。

レクス・ヴァーデス・クロノールには攻略制限無し。3人クリア後にフラトニス→リズ→Godの順に攻略可能。
エンディングは各キャラ3種。

ちなみにBL要素を感じた場面はありませんでした。

イザークエンドについては何を書いてもネタバレになりそうなのですが
それを購入判断にしたい人のためになるべくネタバレ配慮して下記に書きます。




仲間以上恋人未満という雰囲気。
ただ、ソフィアのことを大切な人だとは思ってくれるし、他に想い人がいるような描写はない。
性別は最後まで不明のまま。
攻略キャラはイザークのことを男性だろうと思う人もいれば女性ではと思う人もいる感じ。
攻略キャラと恋愛的な関わりは全然ない。

プレイ前所感

キャラ期待値はクロノール>ヴァーデス>フラトニス>レクス>リーズ>Godの順。

・クロノール
ソフィアへの初期対応がかなり冷ややかそうなのでそこからのギャップが期待できそう。あとジョブがロングガンナーってのが好き。

・ヴァーデス
年下キャラなんだけど少年少年もしてなくて安直にかわいさを売りに(本人の意思の話ではなく制作意図として)してもなさそうなところに大いに期待している。そろそろ山下さんボイスの乙女ゲキャラで勝ちたい。

・フラトニス
ロミジュリ枠なのに湿度なくてやたらカラッとしてるのおもろい。おそらくは全ルートでソフィアに惚れてるはずなので自ルート以外での言動も期待できると見ている。

・レクス
なんかこういうキャラに対して初期はヒロインのほうから片想いっていうパターン(たぶん)が珍しいように感じて楽しみにしている。

・リーズ
本作のヒロインですか?と冗談でなくわりと本気で思っている。(希望でも揶揄でもなく純粋に単なる疑義)

・God
現状刺さってないので「真相枠っすね~はいはい~」というテンションなのが正直なところ。

私の予想ではクリア後に甘い話が読みたくなりそうな気がしたのでステラセットを予約しております。ただ、終ヴィルのことを思うとベストエンド後の書き下ろしSSでも甘さ控えめな作風である可能性は全然あるな~とは思っている。しかしそれを踏まえても 買わなかった後悔より買った後悔を今回は選択します。

以下はネタバレ感想となります。クリア後の閲覧を推奨します。

レクス

このルートが一番ソフィアさんがガンガン攻めてる言動が面白い。
「キスさえしなければ何をしても良いということだ!」に対してGodがどう思ってるのか知りたかった。

例の復讐についてはですね……
復讐の対象を「彼女が救った命を除く」、としていたけど その除外に含まれぬ人達も彼女にとっては全て彼女が救いたい対象であったはずではないでしょうか……と異議を申し立てたくなりました。
彼女の死に深く関与した者と 全く関与しなかった者と 全てを判別はできない、見分けられないから 疑わしきを全て黒と見なすのだと言うのなら 彼女を魔女と見なして火刑にした人間とあなたの何が違うというのでしょうか……。
なんていうかさ、悪だから倒さなきゃとか正義感じゃなくて、彼女は復讐なんて望んでないよとか高説を説きたいわけでもなくてさ。彼女が大切に想ってたあの人が、彼女を殺めた人間と同じようになり下がってしまうことが、それが残念でならないよ、という気持ちになりました。
こんなことやめようとか考えを改めさせようとするのではなくて、憤りをぶつけるという 主張の主張の殴り合いという感じでわかりやすくていいなと思いました。

レクスのキスシーンは2枚もあるしがっつり双方の表情が見えるアングルなのがとてもいい。
バッドのほうですが、ソフィアの眉がせつなげに下がってるのとレクスの背中に回した手で服きゅって握りしめてるのかわいくてすごくいいなと思いました……。
ソフィアってわりと身長あるほうだと思うんですけど、レクスが体格良いので身長差が生じてキスのときレクスに向けて顔が上に向くのすごいいいなと思ってます。

レクス予想してたより良かったですよ。

ヴァーデス

ん~~~これは私の中で審議を行いましたところ……
情状酌量の余地ありという判定になりました。

私の地雷案件に該当してもおかしくないんですけど 抱えてる事情が事情だなぁという感じなので……。利己的な面もあったにせよ、彼の抱える事情を放置すると大勢の他者に被害が出るのがほぼ確実なわけで……。まぁこれトロッコ問題というか……だったら1人なら他者が犠牲になってもいいのか?その考えを肯定してもいいのか?と言われると難しいところではあるんですけども……。ヴァーデスの場合 トロッコの進路を変えないと自分も破滅するということなので……自分の生存を至上目標にするのは生物として誤りとは断定できぬというか……。

個人的にちょっと不満なのが、これ別にこの作品に限ったことでもないんですけど
彼からヒロインへの気持ちが見て取れるほど大きくなっている進行状況(無自覚でもない)で、彼がヒロインより自分の都合をとることでヒロインが死ぬか死ぬほど辛い状況に放り込まれる、という系のバッドエンドがあると 個人的にどうしてもそのキャラへの好感度が下がりますね……。
例えベストエンドでどれだけヒロインを大事にしててもさ、そのバッドエンドが存在する以上「でもちょっと何かが違えば両想い後でもヒロインちゃんを切り捨てれちゃうんだよねこの人……」というのは頭の片隅に存在してしまうので。時系列大事やねんよ。
こういう系のバッドはヒロインと仲良くなる前に置いといてくれたらまだわからなくもないんですが。(個人的にはヒロインのこと基本的に好きなのでこれでもちょっと好感度は下がる)
いい感じになってから切り捨てるのやめて??まぁよほど、愛する女性を害してでもそれより優先して成すべきことがあります的なキャラを描くのであれば全く無しとは言いませんが。
それか自己中心的なのが自然体でデフォルトな状態でありヒロインを愛するのがイレギュラー中のイレギュラー本来あり得ない事くらいのキャラであれば可になることもある。

他ルートでも最終決戦あたりでGodが恋の鎖が戦闘でも役に立つようにしてくれますけど、このルートが一番活用されてて好き。
ヴァーデスが塔から落下した後にソフィアを呼んで鎖をつかんで復帰して、そのまま鎖を滑りながら敵に向かっていくってシーン。FFのムービーシーンみたいで情景が思い浮かんで臨場感ある。

両想い後同じ屋敷で寝食を共にしながら二年の間キスを先延ばしにしてたのマジで?て文章二度見しました。
普通はこういうとき生殺しの思いをするのって男性のほうなはずですけどこのふたりの場合より生殺しの思いをしてるのたぶんソフィアさんだから。何せヴァニくんは「30年待ってくれる?」とか言ってたから。

『憤怒』『悲哀』あたりはテーマとキャラを合わせて話をつくりやすそうですけど この『享楽』については一番難しそうと思いました。ヴァニくんは「今が楽しければいいじゃーん」ていうキャラじゃないよなと思ってたんですけど、この文章が未来にかかってると見ると軽いふうに見えてしまうけどヴァニくんの場合はどっちかというと過去にかかってるんだろうなというか……「過去に笑顔を奪われたりしない、今を楽しみ生きる」という意味で。

他ルートではどういう心境なんだろうなと考えたんですけど
武力で勝ち目ないし(切実)タイプだし(重要)聖刻として聖女を支援したい気持ちもあるし(真面目)って感じなのかなぁ。
他ルートでもリコールド先生はヴァニくんの問題解決のために動いてるはずなので、他ルートでもヴァニくんの問題は解決してるから元気そうにしてるんじゃないかと思いたい。
私プレイ前リコールドさん特殊な設定もあって怪しいと思ってたんですよ……。あの身体が生体人形だってことを最初に言ってくれないので、「誰かの身体を乗っ取ったってことじゃ…?」ってドン引きしてました。

へにゃって目を閉じて困り果てたみたいな表情してるときかわいい。

享楽の分身体さんの「おっすおっす~」が好き。

クロノール

めちゃくちゃええ話…………。
なんというか、テーマが個人的に一番心に響きました……。
『悲哀』が一番自分も覚えがあるというか身近……な感情だからかもしれない。めちゃくちゃ激しい『憤怒』『享楽』『狂愛』『純愛』に覚えがありますかって言われるとそこまで身に覚えがあると自信を持って言えないなぁ(私は)って感じなんですけど、『悲哀』って、自分にとって大切な何かが失われた経験をしたときに多くの割合の人が至りやすい感情であって、生きてれば経験しやすい感情ですよね。そして私も通過してきているので共感も想像もしやすいというか……。

全体的にいい話だとは思ったんですけど、宰相さんが「悲哀のデュランダル」て名乗った時は噴きました。ガンダムのサブタイトルみたいな二つ名やめてもろて

他ルートでもアルトはよくしてくれるけどこのルートだとより近い関係になれるのうれしいなぁ。

クレチェン発売前、ステラでクレチェンのメッセージ入りブロマイド特典がつくキャンペーンがありまして(オトメイトまつり冬)、別作品を買った際にクレチェンのブロマイドセットを入手できたのですが。
そのメッセージがクロノール以外は恋仲らしき感じなんですけど クロノールだけ普通に塩対応だったんですよね。まさか恋仲になってもずっとこのレベルの塩対応という可能性……?とちょっと気になってたんですが ゲームやるとちゃんとデレてくれてて安心しました。たぶんブロマイドでクロノールだけデレがなかったのはネタバレ防止かな。他キャラはある程度想像つきますもんね。

微笑むとちょっと印象変わるなと感じまして、もしかしたら笑うと母親似だったりするのかな、と思いました。

ステラ小冊子読んでも思うけどカップリングとして一番甘い気がするので好き。

フラトニス

ん~~~紳士~~~ あまりにも紳士~~~~

立場だけ見たらロミジュリなんだけどこの話の焦点は敵同士とかそういうとこにはないんですよね……。両者共、好きになった相手が敵国の人だったからって及び腰になったり悲観的になったり早々に諦めるようなお可愛らしいメンタルしてないからなぁ……。
だからこそ、キャストさんもインタビューで言及されてましたがバッドエンド(決闘の決着つかないほう)でフラトニスがああなったのは少し意外でした。でもフラトニスのテーマは『狂愛』なので、『狂愛』は愛の対象に向ける感情であって、復讐とか感情が他方に向いてしまうならどちらかというと『憤怒』の分野になっちゃいますもんね。だからフラトニスの最愛の対象がああなってしまった以上それを愛するしかなくなったということで……。

私服のときつけてるチェーンタイネックレスが、品の良さを感じさせてキャラデザ芸が細かいなぁと感嘆しました。フラトニス・ライラプスさんは戦いの中に生きる意味の割合を多く置いてるだけで、別に粗暴とか乱雑ってわけじゃないんですよね。会えない間毎日送れぬ手紙をしたためていたりするし。部屋も小ぎれいで趣味も繊細な作業が求められることだったりするし。
ソフィアを失ったら本当の狂戦士になるかというとそうじゃないし……。メインの中で常識人担当はヴァーデスあたりという空気になりがちだけどフラトニス・ライラプスさんて実はめちゃくちゃ常識人の部類だと思うよ……。わりとツッコミ側にいる。

フラトニス・ライラプスさん、リーズルートでもカッコイイの困る。わざわざ恋敵に塩を送るような真似してさぁ……。

フラトニスもノックスさんもナポレオンジャケットが似合っててメロい。今ちょうどナポレオンジャケットのブームがきてるらしいですね。

リーズ

くっ……声がついてなかったら「フーンなるほどあざといですねぇー」で済ませられるようなシーンも
内田さんの声がつくことでかわいいと思わされてしまう……!卑怯やぞ!!

オーズの拠点で計画を記した文章が見つかるんですけど内容がなんかバイオハザードとかのホラーゲーでよくある読み物見てる気分でした。この辺りの内容結構壮絶でしたね。

リズが両想いになった流れでキスしようとしたらソフィアに慌てて止められて事情わからないので必死になってるのニヤニヤポイントでした。
思ったよりこじれず普通にスムーズにくっついたと思ってたら別件でややこしいことになってきたという……。
ソフィアの真実を知ってリーズが「気にしてないんですか?」ってえらく気に病んでたけどリーズこそソフィアがそれでダメージ受けるタイプじゃないって知ってそうなもんだけどなぁ……聖女を辞めたいとか元々言ってたんだし……。

なんかさ~~~狂愛さんのときも思ったけど~~~
よその神様がだいぶ魅力的なので
彼らに激重感情向けられてる対の聖女さんええな~~~(羨)って思っちゃうよね。
狂愛さんについては一応恋愛とは言ってないような余地を残してくれてた(人気出そうだからですかね……)ように思うけど、邪神さん達はもう明らかに両想いですからね。

God

カラダにピース、エルピス。

うーん なんというか
ソフィアがGodにとって「特別じゃない存在」であり「特別な存在」でもあるっていう
相反するはずの事柄が両立してる構図が面白いなぁと思ってました。

戦を止めるべく戦場に出たソフィアさんが閃光の如く両軍の兵の武器を片っ端から破壊しだした時
フリーダムガンダムみたいでカッケェ……と思ってました。
(人間キャラに対してフリーダムガンダムみたいと思う事あまりないのよ)

そうだろうと思ってたけどほぼ真相ルート(Godとのラブもなくはないよ!)という感じですね。
ヴァニくんいいよーかっこいいよー

フラトニス・クロノール・リーズ・レクスの高身長組がGodの周りを取り囲んでグルグル回り出すところが一番面白かったです。

雑感

いやボリュームすごい。
共通ルートが単なる各個別ルートに対しての序章じゃなくて第一章として完結してて、個別は個別で第二章として新しくスタートしてる感じがある。
7月発売新作乙女ゲがこのあと2本もあってそのうちカレ魔女はクレチェン発売から1週間後発売だったので私としてもかなり時間は使ってプレイしてたんですが結局カレ魔女発売に間に合わせられませんでしたよ。いや、メインはもちろんのことサブキャラまでいいお声の方が多いものですから台詞をちゃんと全部聴きたいので……。シナリオ量が多いと台詞量も多く当然聴く時間も増える。
Godの台詞とかさ、声優さんめちゃくちゃカロリー使ってるだろうなコレ……って思ってましたよ。

王都の背景とかからして綺麗めファンタジーかなと思ってたら 突然エルデンリングばりに荒廃した農村やおどろおどろしい場所が出て来たりするので落差すごいなと思ってました。
最初、クリーチャーデザインとかワールドマップにもうちょっと重厚感ほしいなと思ってたんですが慣れました。
あまりにもファンタジー要素が強いので、「ジャンヌ・ダルク」じゃなくてオリジナルの聖女設定でよかったのでは?と当初思ってたんですけど なるほどね。ジャンヌ・ダルクである必要めちゃくちゃありましたね。

個人的総合順位は
クロノール>ヴァーデス>フラトニス>レクス>リーズ>God
ですかね。プレイ前とほぼ変動ないかな。

恋の鎖について「ソフィアに痛く苦しい思いをさせたくないから離れる」とかいう展開があるかもと思ってたら ソフィアさんが「いたた……まぁ耐えるけど」程度で内心で完結させて耐え抜くので微塵もなかったの笑う。

感情をテーマにしてるお話だし、膨大な量の設定を広げた風呂敷を畳むだけでもものすごいボリュームになっているので、糖度については高くなかったな~…という残念感も少々あるんですが
終ヴィルもそんな感じだったしある程度織り込み済みだったのでまぁいいです、という感じ。
何より、7月末のわくできで摂取できる予定なので。問題ない。

ソフィアさんは全体的に個性が強めな主人公なんだけど、強いのは努力したからだし聖女という肩書がなければ平凡だと本人も言ってて実は誰よりも設定がバスト以外は盛られてないというのがね……いいですね。

物申したい点。
リーズベストエンド条件がなかなかわからなくて行けなくて共通含め何回もやりなおしたけど無理で、これ以上時間を無駄にしたくないので攻略サイト見る羽目になったんですけど
どうも 好感度が上がるのにはずしておかないといけない選択肢がルート最初の選択肢だった?らしく
もうほんっとそういう制作側のちょっとした意地悪みたいなの要らんから、とイラついてました。
別に面白くもないこっちに何のメリットもないトラップで無駄な時間と手間をかけさせないでほしいのよ……。
シナリオ以外の妙な部分で自我出すの良くないと思うよ……。
困らせてやろうみたいなね。難しいことが「面白い」と思わせられるならともかくね、いたずらにプレイを妨害するだけならただのいやがらせですからね。
これで本作を嫌いになるわけじゃないけど、ここについては本当イラつかされたからね。次のゲームがあって急いでるから余計にね……

初週販売9位おめでとうございます~(同日発売一般ゲーがかなり多くて上位が埋まったようですね)
どうなんだろファンディスクあるかな?
話としては綺麗に終わってると思うけど、恋人状態が見足りないキャラもいるしそもそもまだ正式に恋仲とは言えない組すらあるので欲しい感はあるかな……
狂愛さんメロすぎて攻略したくはあるんですけどそんなちょっとやそっとで人の子に落ちることなんてないであろう狂愛さんだからこそ好きみたいなとこあってね……。
オトパに早速出演が決まっていますしこれからの展開も楽しみにしたいですね~

さて、特典系はステラ小冊子を読了した以外全然着手できてないのですが
次行くゲームが既に発売していてさらにその後にも新作が控えているので
ひとまず感想はここまでとさせていただき急ぎ次へ行ってこようと思います……!
忙しい……!先月は暇してたのに!

それではまた次回!

コメント