PR

マツリカの炯-kEi- 天命胤異伝 感想

このページは『マツリカの炯-kEi- 天命胤異伝』の感想ページです。

ネタバレなしレビュー

攻略キャラは5人+隠しの計6人。エンディングは3種。

ボリュームは短くも長くもなく、散りばめられた多数の伏線を忘れないうちに話を読み進めていける程度で個人的にはちょうどいい印象。
冗長にはさせずに精巧につくられたシナリオが非常に完成度が高いと感じる一作。細やかで無駄のない描写が物語に引き込ませてくれます。
個人的にはかなり満足度高いです。世界観やキャラデザインなど、何か一つでも引っかかれば高確率で楽しめるのではないでしょうか。

以下はネタバレ感想となります。クリア後の閲覧を推奨します。

青凛

私は制限がない限り本命(発売前予想)ではない順からやる(またはメインポジ初回)という習性があるので青凛から始めたのですが(ごめん青凛)。
その本命というのが燕來さんなのでもうね、現時点では攻略できない(制限あるし、なくても一番最後にしてた)推しが青凛の忠臣なわけでかなり青凛ルートで登場するわけですよ。
もうほぼほぼ全編気が散って気が散って仕方なかったよね。燕來さんに序盤で「ナーヤ」って呼ばれただけで既に私は初弾撃墜されてたし、「公子妃」って尊称で呼ばれただけで言い表せない高揚に頭抱えてたし、「ん゛ん゛。えー、私は聞かなかったことにします」って珍しく雑に処理するシーンを見たときなどは天を仰いでたよね。
推しが至って真面目に真顔で房中術を指南(座学)してくれたとき、そのようなレアな状況を提供してくれるこの世界観に私は悟りに至った顔で深い感銘と感謝の念を覚えてました。

青凛ルートの感想なのにほぼ燕來さんのことしか書いてなくてもうほんとごめんなんですけど紫惺が盗賊の首を王の御前に持ってきたとき、青凛とナーヤが首を見ないように燕來が二人の視界遮ったとこで「好き……」ってなってました。
あと春前終節で、去っていく燕來さんのシーン見て「ついて行きたいついて行かせてぇぇ…!」て思ってました。ちなみに、燕來ルートでついて行けるバージョンのエンドがもしかしたらあるのかもと思ってたらそれはありませんでした。

春前終節の二人の婚礼シーン好き。まるでおとぎ話のような治世を生きられるこの代の国民は幸せだなぁ……。しかしナーヤちゃんは義姉妹が100人単位でできるのか……野球のトーナメント戦でもできそうな人数ですね。

なんか、青凛は何かを彷彿とさせると思ったんですが、美しく清らかで、動物と会話して戯れる……そうだ、ディ●ニープリンセスだ……!王子様が不要なタイプのプリンセスだ……!なんたって……自分が王子様だからな……!

二角獣

攻略キャラの1人という認識がなかったので、二角獣ルートが開放されましたって出たときびっくりしました。

このルートやってるときは、他キャラとさほどつながりがあるわけでもないこのキャラのルートの果たす役割というか意図のようなものがよくわからなかったのですが、後でゼベネラルートと燕來ルートやると「そういう……役割だったのか……」と腑に落ちると同時にすごく不憫な立ち位置だとものすごく気の毒に思える……。

カルマの場合、他キャラだと一番良さそうなエンディングである春前終節が、人としての器を失っているってことで……なんというか、「ファンディスクとかでもっと大きな幸せを得て欲しい」と思うキャラなんですけど、この結末だと後が作りにくそうだよなっていう……。ステラセット特典も、ただ幸せなだけっていう感じではなかったし……。

いっそ明前終節後で、蛍に導かれて行ったら玖家地下の例の場所に迷い込んでたまたまそこに燕來さんもいてしかも丁度鱗が揃ったところで 蛍聲様にお返しできるやん!!てなってソッコーで儀式してまっとうな方法で蛍聲様復活しました。とかのほうがオールハッピーに軌道修正できるか?とも思ったんですけど最後の鱗の場所の発見難易度高いしなぁ……。
カルマは自分の意思ではないとはいえ大勢の命を奪った罪に耐えきれない様子だったし、罰が与えられなければ、赦されるはずがないと自分を責め続けていたかもしれないし、必要な事だったのかな……。うーん……でもやっぱカルマの意思じゃなかった以上、当然の罰だとは思いたくないんですよね……カルマが幸せを徴収される筋合いは私はないと思うんだよ……。なぜカルマとナーヤが代償を負わなければならないと言うのか……。

二人を聖獣として広めるっていう工作をした人物が誰なのか非常に気になるんですがそこのところもっと詳しく。燕來さんだったら私の燕來さん株がさらに爆上がりする。

私は燕來さんの春前終節が好きなんですが、あのエンドだとおそらくカルマの命が失われてそうなので非常に心苦しい。でも燕來さんに爪の炯眼が宿ってからの流れめちゃくちゃ好きなんですよ……ごめん……ごめんカルマ……。

ルヲ

このルートのナーヤちゃんさ、村を追い出されたと思ったら砂漠を越える過酷な旅をすることになり挙句の果てにはようやくたどり着いた見知らぬ異国の地で信頼していた人に裏切られ生贄にされかけるとか他ルートにも増して人生ハードモードすぎるやん……。

碧血の花嫁の件、事前に「嫁にもらうと言ってくれてる人がいる」って説明しててナーヤちゃんがそれを了承してたら、実は生贄でしたーって判明しても私の中のルヲ株暴落しなかったよ。それなら生贄ってことは知らなかったんだという弁解は聞き入れられる。問題は花嫁ってこと自体を黙ってたことで、そこは完全にアウト。
でもね……ルヲの過去を知っていくともうこれ以上責め苦を与える気になれないんですよね……。過去が悲惨すぎて。過去だけじゃなくてルート中もわりと酷い目に遭ってるし…もうやめたげてぇ?
みんなもちろん幸せになってほしいキャラではあるんですけど、ルヲはその中でも上位を争いますね。

私が明かされる瞬間まで全然気づけなくて本気でびっくりしたのが、季苑があの人だったことですよ……。いやほんとこれマジ明かされる瞬間までわからなかったのすごい。声似てるような気はしてたんですけど、サブキャラだし同じ声優さんの兼ね役かな?と思ってスルーしてた。
私の記憶が確かなら、青凛ルートで「盗賊」というワードしか出てきてなかった気がするんですよ。だから結びつかなかった。青凛ルートで「海賊」というワードが出てたら、ルヲルート途中から「ん…?」て引っかかって、頭の中で情報つなげだしてたと思います。派手な髪色もプレイヤーに気づかせないためなんだろうな。季苑のキャラデザわりと好きです。ブレイクブレイドのジルグをちょっと思い出した。
いやーほんとルヲより先に青凛ルートやっといて良かった。これ気づかされなかったのすごい気持ちいい。伏線が正しく提示されているにもかかわらず謎が明かされる瞬間までわからないって、気持ちいいんですよねー。これと同じ感覚を味わったのは最近だとオクトパストラベラー2のあるキャラが真相に関わってた時が、明かされるまで全く疑いもしてなくて本気で虚を突かれた。そういやオクトラ2のヒカリ君もク家ですね。
青凛ルートで奴が持ってくる「盗賊の首」ってまさかルヲじゃないよね……?て途中戦慄してたんですが、他ルートでも同じ策を使って逃げれてるんですよね多分。

雨前終節の後日談がステラセット特典小冊子で読めるんですけど、これ読まない人は雨前終節のルヲがトンズラしただけってわけじゃないの知らないと思うので、本編に入れといてほしかったなー。ルヲが逃げてそのままじゃなかったことに安堵したというより、あの後季苑が終了してたことと、ナーヤちゃんが心の底からもうルヲを好きじゃないって感じではなさそうなことに安堵した。なるほどなぁー。お互いこういうこと考えてたのか。
ナーヤちゃんって、村を襲った玖家を調べようとしてたときもすぐに復讐というより「何故か知りたい」と言ってたので ルヲに復讐するとは言っても、まずは「どうして、なぜ私があんな目に遭っていても助けてくれなかったの」って確認すると思う。それで仮にルヲが自分の命が惜しかったというような回答をしたとしたら、ナーヤちゃんはその短剣でルヲではなく自分の命を絶つ気がする……。あてつけとかじゃなくて、ただただ絶望して。その言葉で心が酷く傷つくほど、私は今も彼のことを愛していて、彼はそうじゃなかったんだって絶望して。

春前終節でルヲが結婚してからようやくナーヤちゃんと繋がれた感じだったんですけど、あの島を復興させるまでかかった期間ってたぶん1年や2年とかじゃ済まないですよね……?その間……ナーヤちゃんと口づけだけか……。と思ってルヲの精神力に驚嘆してました。ナーヤちゃんもルヲほどじゃないにしてもきっと一緒に我慢してただろうと想像してニヤニヤします。

ゼベネラ

発売前時点で本命次点で、クリア後も順位変わりませんでしたー。ゼベネラさん好きー。

プレイ前とクリア後でゼベネラさんへの印象がすこーしだけ変わったと思うところが、白狼族ってあくまで民族の1つっていうか 当たり前だけど人間っていう認識だったんですけど 厳密には違ったわけね……なるほどなぁ……。いや大丈夫ですむしろおいしいですもぐもぐ。

出会ってすぐに夫婦になって、身体を重ねて、口づけを経験して、恋慕を自覚して告白し、お互い意識して照れて見つめ合うっていう なんか逆再生みたいなことになってるのとても好き……。そう、ゼベネラさんがうっすらとしか知らなかった口づけという概念を、ゼベネラさんに求めて根付かせたのがナーヤちゃんっていうのがもうね……良い……。

ゼベネラさんって他キャラと接点あまり無さそうなのでひとり独立した感じのストーリーになるのかなぁとか思ってたんですが、蓋開けてみたらかなり重要なパズルのピースを持たされている話でしたね……。
この話をやるまで、ナーヤの炯眼は左目(赤いほう)だけって思い込んでたんですよ。二角獣ルートでも、炯眼がなくなったとき左目の赤色がなくなるし。まさか両目ともだったとは……。

ゼベネラさんはやっぱり雪が似合うので好きなのは断然春前終節なんですけど、でもなんか二人にはこれからの人生に悲壮感を漂わせて欲しくないんだよなぁ……。でもステラセット特典小冊子もそうだったけど明前終節だとずっとナーヤちゃんを他の雄に奪われはしないかと不安にさせてしまうわけで、それはそれで心配……。でも、そういうゼベネラさんを安心させたいナーヤちゃんが、求められるだけでなくわりと大胆というか積極的になれちゃうというところが大変よろしいと思います。

燕來

むり……すき……。 ほんとにすき……。

もう発表時からビジュアルもプロファイルも好みでさらにストーリーが神とかもう ひとっつもあらがえない。なんっにも抵抗させてもらえない。完封。惹かれることしかできない。
始まる前から今までそして今も現在進行形で好きしかない。

仙虹のごとく美しいという意味でよく女性につけられる『仙月(シェンユエ)』という名前には、その印象で炯眼をいくらか誤魔化そうという意図も含まれてたわけですが。
次にもらった偽名が『小雀(しょうじゃく)』だったときは、それはもう完全にナーヤちゃんがいたいけで愛くるしいっていう燕來さんの目にうつる印象から絶対つけられてるやん!!!て悶えました。燕粋に見つかった後の酒の席で「私の隣にいろ、兄上に酌をしなくていい」て密かに伝えてくれるんですがこの辺になると完全に炯眼がどうこうよりナーヤちゃんという存在を守ろうとしてくれてるとしか思えないわけで……いやわりと最初から燕來さんはそうなんだよもう……。好き!!!!!

184cmの青凛さんと並ぶことが多いのと、スラッとしてるので小柄な印象がありましたが172cmあるんですよ燕來さん。にじゅうななさい。最高しかないわ!
にじゅうななさいなのにまだ伸びしろある。でも身長伸びたら立ってるときに自然に額合わせにくくなるのが惜しい。第九節で額を合わせて炯眼の疼きに耐えるシーンが最高に好きなので……。

最初から最後まで全編好きなんですけど特に爪の炯眼宿してからの一連のシーンは冗談抜きで10回以上は反芻している。ルートクリアした後なかなか次のフェイに行けませんでしたからね反芻から抜け出せなくて。
第九節の「たぐいまれな完璧を喰い散らして」って章タイトルだけで崩れ落ちそうなほどエモい……。「ナーヤーー駄目、だ……」のシーン1日1回は摂取したい。
ナーヤちゃんのことを想って最初は躊躇うのも口づけだけはと踏みとどまって耐えるのも「欲しいか?」も 最高に……好きな要素しか詰まってないんですよ……。好きな要素からの完全包囲網で投降するしかもう術がない……。
散々身体を重ねてからの初めての口づけっていうのがもうね……私気になってるんですけどあのシーンて蛍聲様の鱗の前で致したの?してないの?そこだけ教えて?

燕來さんの解像度を上げたいがために、雨前終節と春前終節を分けた原因がなんだったのか考えてたんですけど……。燕來さんが儀式の前に炯眼に支配されてしまうかそうならないかの違いってことになりますよね。雨前も春前も、素肌で身体を重ねるシーンを経ていますが、たぶんあの時点で燕來さんてナーヤちゃんの想いに気づいてるはずだと思うんですよ。春前では「なんで今言うんだ」って言ってるし。想いに気づいてても雨前では炯眼に支配されてしまったとなると……たとえ今ナーヤちゃんが好いてくれてても蛍聲を復活させた以降も自分と共にいてくれるかはわからないっていう心の隙ができてしまったとかかなぁ。光を奪われたというのに口づけにも積極的に応えてくれて自分を恨んでいる様子もないナーヤちゃんの気持ちがわからなくて燕來さんは自責の念でズタズタなわけですが……。ナーヤちゃんはあれが爪の炯眼の意思だったとわかっているから燕來さんを責めないし、想いを伝えないのは余計に燕來さんが苦しみそうだから、なんですよね?たぶん。ナーヤちゃんの失われた光はおそらくもう取返しがつかないもんなぁ……。でもそういえば季苑はめちゃくちゃ出来がいい義眼つけてたし、結構な技術力があるところにはあるんだなあの世界は……。

燕來さんの明前終節と春前終節は、どちらでも燕來さんの望みが叶っているし幸せであるという点で甲乙つけがたいですね。個人的には、炯眼惹かれ合いなど数々のエモい波乱を経由している春前終節のほうを推したいんですけども。明前で自然に告白してスムーズに想いを通わせることができた燕來さんの笑顔がまぶしいのと、国を背負うことに比べたら負担が軽いことは明らかで奥さんかわいいかわいいできることに費やせる思考と時間の余裕が春前より断然にありそうなんですよね。青凛公子を王にっていう念願も叶ってる。
でも、奥さんかわいいかわいいしたいけどなかなか時間がとれない春前の燕來さんもエモいのでどちらもよろしいです……。ステラセット特典小冊子最高でした……。

燕來さんとナーヤちゃんが結ばれるってことは燕緋の子孫と、孔雀の子であるサマヤの子孫、キエネラの子孫、全部の血が合流するわけでなんか本当に「一つになる」んですよね……。割れては繋がる清流のごとし……。エモ……。改めて考えたら燕來さんもナーヤちゃんもかなり薄れてるだろうけど聖獣の血?が流れてるということになるのかな。

燕粋さんはナーヤちゃんに乱暴しようとしたという点で赦してはならないはずなのですが、なんか嫌いになれない……。エモい波乱を提供してくれるし。呑み比べで酔っぱらって「わたしは、えんすいだぞ……ぐう……」て地面に転がってたのと、舞対決で妨害に投げた小石を優雅に返却されて「あ痛っ」ってなってたとこかわいい。お義兄さまも真実の愛を見つけられるといいですね……(憐れみのまなざし)

(追記)
周回してて改めて思ったことなんですけど 
春前/雨前の燕來さんって、両想いだとしても手を伸ばすまいとしてたんですよね。明前でも「幸せにできると断言できない」というところをすごく気にされてたので、たとえ両想いだとしても、「自分と共にいて果たしてナーヤが幸せなのか否か」っていうことを燕來さんは重視してる。
で、思ったんですけど 雨前の燕來さんが儀式前に炯眼に支配されてしまったのって、「手放すべきだ」と自分を律していた顕在意識に、「いやだ手放したくない、傍にいてほしい」っていう潜在意識が勝ったんじゃないのかって思うんですよ……。それが炯眼の利害と一致した。
ナーヤちゃんの光を奪ったときの燕來さんさ、直前に麻酔措置をしてくれてるところが、完全に炯眼に狂わされてるだけじゃなくて燕來さん本人の意識が全くないわけでは多分ないというか……顕在意識ではないから儀式後の燕來さんは記憶してないかもしれないけど燕來さんの潜在意識が麻酔措置を行ってたと思うとめちゃエモいんですがどうでしょうか。
でさ、儀式後に正気に返った燕來さんがさ……あの高潔で聡明な燕來さんがさ……こうなった原因は自分にあるって……分析できないはずがないのよ……。炯眼だけのせいじゃないって。
そこから想いは伝えあっていないようなのに口づけとかはするようになったその過程が知りたい。なんかもう……そうすることでかろうじてこの世に自分をつなぎとめてるのかな。本当は死にたいくらい絶望してるだろうに。あのさぁふたり両想いなんだからさぁここから幸せになれないの…?
とか色々想像をかき立てられて雨前も味わい深いエンドだなと思いました。蓋をして沈めた潜在意識も間違いなく燕來さんであって……潜在意識の燕來さんが求めてくれた結果と思うと雨前も推せる……。

(追記)
ちょっと気づいてしまったんですけどもしかしなくてもナーヤちゃんが婚前行為を許したのって燕來さんにだけでない???

フェイ

こういう話はなー…難しいんだよなー…!同一視するかどうかがなー……。
個人的には、フェイとフエンが5:5くらいの状態だったときが一番好みなんですけど(でかいナメクジにびっくりしてたときかわいい)
明前終節だとフエン、春前終節だとフェイって感じで結局どっちかに偏りがちになってしまうからなー。
フェイとフエンの振れ幅が結構あるので同一視しにくいんですけどフエンが仙虹になる前、修練前の人間だった頃はフェイみたいな感じの人だったんでしょうねたぶん。まぁだから……少年期の彼が好きなのかもはや達観するほど大人になった彼が好きなのかどっちなのかっていう……ああそうか、だから孔雀も同じことでナーヤちゃんが責任ある立場の大人の女性になったらああなるって感じなんですけど、ナーヤちゃんからしたら、経験したこともない、自分が成長した姿が孔雀と同じなんて認識できないわけだから。記憶にあるだけの孔雀=自分だとは思いにくいんですよね。フェイは、フエンの記憶を前から持ってたし何よりもうフエンと合流した後となっては自然に自分=フエンだと認識できるだろうけど。
まぁアレですよね、ヒトカゲが好きなのかリザードンが好きなのかってことですかね(雑)。
で、フエンは最後のシーンで、彼女がライチュウに進化しないとしても構わないと思えるほど、今ここにいるピカチュウを今の自分は愛してると気づいたと。そういうことですね(雑)。
明前のフエンはナーヤちゃんを孔雀にしようとしてくるけど、それはライチュウでなければリザードンを好きになってくれないのかもと思っただけで、ピカチュウのことがどうでもいいわけではないと思いたい。ナーヤちゃんもそこをわかってあげて!リザードンはヒトカゲの進化形だって気づいて!

いよいよストーリーの根幹の種明かしということで過去回想が多くて、フエン(フェイ)と仲を深めるシーンもうちょっと見たかったなと思いました。
終盤がちょっと駆け足に感じたかな。特に蛍聲様が急に絶対孔雀復活させるマンになってたのとか。蛍聲様の情緒がよくわからん。まぁ文字通りバラバラになってんだから情緒不安定にもなるわな。

とりあえず私がクリア後に思ったことが「ふう……これで燕來さんルート周回に戻れる……」でした。

雑感

最初のプレイでA、B、C、D、Eの謎というか疑問を感じたとして、別のルートやるとBについては判明した、しかし新たにFとGという疑問が浮かぶ……みたいなつくりになってるのが、やっててすごい面白かったです。いやーもうすばらしい作品でした。燕來さんルート早く行きたいがためにサクサク進めてたけど、こだわり抜かれた良質な作品をすぐにプレイし終えてしまうのがもったいないと思うほどでした。ありがとうございました。

もうあの早速なんですけどファンディスク欲しくてしょうがない……。キャラによってはもうじゅうぶんいちゃついてますけど、ルヲとかフエンはこれからが見たいって感じだったので。
各キャラのその後が見たいのは当然として、飛迅馬のナルが盗まれて以降もうどのルートでも会えなかったことが悔やまれるので……どのルートでもいいからできるならもう一度会って謝って、ナルが赦してくれるなら一緒に暮らしたい……。こんなことになってごめんよナル……申し訳ない……。
飛迅馬といえば予約特典CDで燕來さんが初見で乗りこなしてたのさすがでした。好き。

小蝶ちゃんともっと仲良くなれるものと思ってたので、意外とあんまり出番なかったの残念でしたね。彼女の正体が判明するのも青凛ルートだけだし。燕來ルートに至っては「炯眼持ちのせいよ!」て糾弾されてしょんぼり。彼女ってフエンのことは知ってたりしたんだろうか?

あと気になってたんですけど、青凛ルートで聖獣廟を参詣したとき、応龍と鳳凰は姿も見せなかったとあって、応龍が姿見せない理由はまあわかるとして鳳凰が姿を見せなかったのは何かの伏線かと思ってたんですが特に意味はなかったんですね。まだ見ぬ鳳凰様攻略したい。

だいたい感想は以上かな。同志たちよアンケートでファンディスク希望書きましょうね……そして我らが念願が成就した暁にはその感想でまたお会いしましょう……きっとですよ……
それまで私は燕來さんルートを周回してるんで。では。

(追記)
私はヴァニラウェアっていうゲーム開発会社の信者なので宣伝しとこ
絶賛発売中の『ユニコーンオーバーロード』というゲームに堀江さんがCVをされてるキャラがいますので燕來さん推しの方におすすめしておきます。
リナラゴスっていうね美形エルフでアーチャーっていう そんなんやる前からかっこええってわかりきってるやんみたいなキャラですね。
そしてフェイの声優さんのキャラもいますね。
私は体験版の範囲しかまだできてないんですけども体験版の範囲でもクライブさんとトラヴィスっていう良いイケメンが出てきますのでね ぜひやってみてほしい。私もやりたくはあるんですが燕來さんルート周回から抜け出せないのと、他に色々とあってまだ手をつけられてません。

5/5追記 アニ限小冊子感想

ステラ小冊子については上でも部分的に書いてたんですが最近アニメイト限定小冊子を入手したので追記。
中古相場が高騰してるんですが実物見たらステラ冊子よりめっちゃ分厚くてしかも内容が内容でこれは高騰するわという感じでした。
や、ステラ小冊子って糖度高いイメージがあってよくステラで買ってましたがアニ限小冊子も全然負けてないやんこれ。ていうかページ数で圧勝してる。ステラは再販してるみたいなんですが、アニ限も再販したら絶対売れるのに。
最初から複数買いしておけばよかった。まぁ発売前だと良ゲーかどうか確信持てないから個人的にはなかなか複数買いまではしづらいので結果論ですが。ファンディスクが出るときには気をつけて早く予約しよ……。

で内容なんですけどね、ステラ小冊子でもじゅうぶんだったんですけど、それを上回るエッッ……で驚きましたね……。彼視点なのでナーヤちゃんの艶っぽい声や姿に煽られてる男心がありありと綴られてまして非常になまめかしい。特にルヲと燕來さんとゼベネラさん…………。
燕來さん視点て、発言するときは一人称「私」なんだけど内心の一人称が「俺」なんですよね。当たり前っちゃ当たり前だけど内心の燕來さんて素の燕來さんだからそれ見せてもらえるの良い。しかもエッッ…なことしたり考えてるときの。私はこの度「燕來さんはご無沙汰で箍が外れた時に場所を選ばなくなる」という深い知見を得ました。

あとマツリカ村組とユエシャ組とゼベネラさんで友達になったよ!ていう世界線でカルマも出てきてわちゃわちゃする話もかわいかった。

コメント